12近江八幡市

滋賀の薬業史より〜霊果「むべ」

■ 天智天皇蒲生野遊猟と霊果「むべ」(近江八幡市)

霊果「むべ」 天智天皇が蒲生野に遊猟された時、奥島(現、近江ハ幡市)に男子八人を有する老夫婦が長寿で健全するのをご覧になり、長寿の法をお問いになった。その時老翁が答えていうことには、この地に産する郁子(むべ)の実が延命無病の霊果で、これを食べて長寿を保つと答えた。天皇はこれを聞いて、毎年これを貢進するように、と仰せられ、以来十一月朔日に朝廷に献上することになったという。郁子献上は、何回か中断されながら今日も続けられている。

 
 

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